※アタリから、着色までを公開。こんな風に描いてるよっていうのがわかれば嬉しい。
↑ このイラストができるまで。
①まずはあたりからラフまで。
3000*2500px 350dpi キャンバスで
使うペンは 線画は画像の感じ。
デフォルトペンの、墨(滑らか)を少し改造しただけ。
ちょっとかすれる感じだけど、しっかり色がでるのでお気に入り。
だいたいブラシサイズ7で描いている。
色塗りは、Gペンとそれをぼかしたり削ったりしているだけなので、特に工夫はしていない。
自然とこっちを見ている感じにしたかったので、目線と、背景の位置をアタリで描いていく。
その後に、パースを取りつつ、だいたいの配置用小物、服装、髪型を決めていく。
↓パースこんな感じ
そんなに得意じゃないので、だいたいこんな感じかな?で描いてるので正確ではないと思う。
ぱっきりするのもちょっと、イラストの印象的にキツイかなというのがあるのでその辺はゆるい感じに。
②ラフまで決まったらそのまま線画を仕上げて行く
線画の時には、キレイに線を一本で繋げて描くことを心掛けている。
何故なら、色分けがものすごく面倒になるから。ただそれだけ。
複数描いて、ぼかすのもアリだとは思うけど、私は筆圧が濃いので、これくらいで十分。
落ち影で濃くなりそうなところは太めに線を描いたり、射線を入れる。その方が色の明暗がわかりやすくて私は好き。
③塗り
きっちりカラーを分けていく。
いつもは3、4色をメインに描いているのだが、今回は背景込みなので、そこはこだわらないようにしてみた。ただし、背景を見せたいという気持ちもあるため、服や髪色は地味に。(キャラ自体がおじさんなので落ち着いた印象を入れたかったというのもある。)
④全体を影と、ハイライトで塗っていく。
塗るときはだいたい、下地 ← 乗算影グラデ ← 乗算影① ← 乗算影② ←ハイライト(加算発光) ← ハイライトグラデ(加算発光か、スクリーン)で入れていく。
今回は特に↑顔と髪を見せたかったので、それ以外のところはあまり書き込みせずという感じにしてみた。
あんまり濃い影を描くのは苦手というのもある。(ボソリ)
⑤全体にハイライトを入れる
今回ふんわりした印象を持たせたかったので、全体に光のハイライトを入れてみた。
キラキラさせることが目的ではなかったけれど、外が天気の良い日という感じにしたかったので、光のモヤでそれっぽく。
↑主にこの窓の辺りのハイライト。
あとは体にかかるところに少しハイライト。
⑥色の調整
暖かいところから、中の陰る感じの印象を出したかったため、右下のようなグラデで、色を入れた。
結果、右側は暖かく、左側は涼しいイメージができたと思う。
色を入れて深みを出すため、割と私はグラデーションを多用する。
画像のようなグラデーションであったり、外にいるキャラを描くときは、空色(水色から青)のグラデに黄色を足したものをかけたりしている。
⑦全体の影
キャラの部分だけをコピーして、色調補正で暗めに設定した後、ハイライトが入るところを消していく。
窓側が明るいため、画像の右下のような入れ方になる。
⑧全体の色調整
全体の統一感を持たせるため、ピンクの色で、焼きこみカラーの加工を入れた。
だいたい透明度20%くらい。
ほんのり色が乗る程度でいいと思うため、薄めに設定してある。
⑨明るさの調整
全体の明るさを上げたかったので、グロー効果をかけてみる。
右下の画像のように、全体をコピーした後
[レベル補正]→[明るさ・コントラスト]の順で、明るさを目立たせたいところが写るように色を調整する。
⑩背景をぼかす
背景の部分のみをコピーし、複製。
こんな感じで周りをふんわりと。
という感じで完成である。
描き方はだいたいいつも通り。
雰囲気とかによっては加工の色も変わっていくので、臨機応変に。
ちょっとした自分メモのようなものでした!おわり!